馬越先輩についてブログに書くのが流行りなので乗っかります。
もくじ
馬越健太郎とは
知らないヤツはモグリ。
まあ可愛そうなのでYoutubeの動画を貼ってあげます。
いま話題のバーチャルユーチューバーってやつです。
ただし下半身が馬。
恐ろしい。なんて恐ろしい存在なのか。
バーチャルキャラクターの表と裏
「お約束」の存在
キズナアイ氏を筆頭に、いまバーチャルな世界に生きるキャラクターが人気を博しています。
Youtubeに動画を投稿するだけでなくtwitterや生放送を通じて、ファンと双方向な交流を取ることもその人気を後押しする要因です。
ここで、我々ファンは「バーチャルユーチューバーは実在するものだ」というお約束を暗黙的に守ります。
「彼女たちはツクリモノである」というのは当然わかっている上で、それを心の奥底に封印してバーチャルキャラクターを楽しむわけです。
でも、彼女たちはツクリモノです。
裏にあるもの
彼女たちは実在しません。
バーチャルな空間にAIがいて、そのAIがゲームをやったり、twitterをやったりしている?
そんな技術は2018年にはありませんよ。
彼女たちは誰かがデザインした絵をもとにモデリングした3DCGです。
身振り手振りは、実在する人間の動きをモーションキャプチャで3Dモデルに入力しているだけです。
声だって、実在する人間がキャラクターのふりをしてマイクに吹き込んでいるものです。
twitterも、実在する人間が投稿しています。
そしてそれらは、バーチャルキャラクターとしての作られた設定を演技しているだけに過ぎません。
いわゆる「中の人」が数人いることもあるでしょう。
動画出演とtwitter担当が違うこともあるでしょう。
「中の人」にとっては数ある仕事の一つで、別になんの思い入れもないかもしれません。
バーチャルキャラクターとはそういうもので、我々はそれに気付かないフリをし続けています。
中と外のシンクロ性
理想的なバーチャルキャラクターを求めて
バーチャルキャラクターには「中の人」がいる。それは仕方のないことです。
しかしそれでも、我々ファンにはすがりたい「理想」があります。
中の人が、素の性格で配信していてほしい。
twitterは、中の人本人がやっていてほしい。
我々に対してついている嘘は、「バーチャルな存在である」という一点だけであってほしい。
そういう理想を内に秘めているのです。
馬越健太郎が持つ異様なリアリティ
ここで馬越先輩に戻ります。
馬越先輩は異様なまでにリアルです。実在する生きている人間だとしか思えない。下半身が馬なのに。
馬越先輩を知らないモグリのためにご説明いたしましょう。
ヒストリーオブウマコシ
2017年10月11日、馬越先輩は突然twitterにアカウントを開設します。
Twitterはじめました。
— 馬越健太郎 (@umakoshi_dream) 2017年10月11日
このとき、彼の所属する岩本町芸能社からは一切アナウンスはありませんでした(まあ2018年1月13日現在、まだ公式サイトのタレント一覧には載せてもらえていないんですが)。
そのためこのアカウントに気づいた数人のあんたまにあ(注:岩本町芸能社所属のあんたまのファンを指す名称)は、「一体この馬越健太郎という男は何者なのか」と困惑しました。当然のことです。
ハロウィンの日、後輩アイドルあんたまの特別生放送が配信されますが、それを知らされずバイトに行きそうになっていた馬越先輩。
今日バイト入れなくて良かった。
同じ事務所なのに二人のイベント情報全然教えてもらえない。信用されてない。— 馬越健太郎 (@umakoshi_dream) 2017年10月31日
後輩たちの生放送に無許可乱入して後でシコタマ怒られる馬越先輩。
何故だ。
スタジオに入ってからずっと、丸茂っちが横にピッタリ張り付いてくる。— 馬越健太郎 (@umakoshi_dream) 2017年12月25日
謎の乱入者が現れる #岩本町芸能社 pic.twitter.com/2JP3Olphob
— ぎんしゃり@バーチャルライス (@givemegohan) 2017年12月25日
よっしゃあああー!!!!!
丸茂っちを騙し切ったぞぉー!!!
馬越は天才!!馬越は天才!!
男見せたぞー!みんなー!!— 馬越健太郎 (@umakoshi_dream) 2017年12月25日
コミケで自腹制作したグッズ(直筆サイン入り)を売る馬越先輩。
たくさん残ってる!
ウォーターオブウマコシ!
たまにローションに間違われる! pic.twitter.com/JQBiQ3aBOM— 馬越健太郎 (@umakoshi_dream) 2017年12月31日
このペットボトルは本当にマジック直書きの直筆サインが入れられていました。すっごい雑に。
ファンに年賀状を送るも、まさかの「twitterのユーザー名を宛名に書く」という大暴挙をして会社にマジ謝罪させる馬越先輩。
先ほど帰宅したところ、郵便受けに入ってました
今日時点で、本人確認しないで配達されるケースがあるみたいなので、まだ届いてない方ももしかすると、まだ届く可能性があるかもしれないです#あんたま #岩本町芸能社 #馬越先輩 #馬越健太郎 #あんたまにあ pic.twitter.com/eRRQP8MYYB— ツヤツヤの象@あんたまにあ (@hitama2618) 2018年1月10日
先ほど事務所の人から電話がありました。
年賀状送るときに色々間違えてしまった件でまた怒られました。
詳しくは事務所HP見てほしいのですがプレゼント贈ってくれた人ほんとごめんなさい。反省してます。https://t.co/agh6eiVGRE— 馬越健太郎 (@umakoshi_dream) 2018年1月10日
馬越健太郎という男
「そういう台本だろ」と思うかもしれません。
しかし台本で会社に謝罪させる男がどこに居るでしょうか。
馬越先輩はヤバい奴です。そんじょそこらのバーチャルユーチューバーとはレベルが違います。
「誰かが考えたキャラクター」という感覚はもはや全く消え失せ、馬越健太郎というヤバい奴が実在するとしか思えなくなってきます。
「らしさ」の追求
改めて、下半身が馬である馬越健太郎という男はどう考えても実在しません。
しかし馬越先輩は直筆サインを書くし、年賀状を書くし、会社に謝罪させて謹慎を受けます。
それは紛れもない現実です。
twitterとYoutubeだけではなく様々な形でファンと接することで「らしさ」が上がり、ファンに対する訴求につながっています。
おわりに
馬越先輩はヤバい奴です。見習うべきでない点はかなり多いです。
しかし馬越先輩のアプローチやその効果は目を見張るものがあります。
バーチャルキャラクター業界が今後さらに発展を遂げるために、皆さん馬越先輩の動向を注視していくべきでないでしょうか。
だって馬越先輩ヤベェし。