$XPの公式がどうやらUbuntu派っぽいんだけど、個人的にはCentOS派なのでメモ。
大前提
対象OSはCentOS7。
2018年1月14日現在(バージョン1.1.0)の情報なので気をつけること。
スーパーユーザー作業が必要なのと、XPdは実行したユーザのホームディレクトリに設定ファイルを置いちゃうのに注意。
概要
リポジトリのbuild-unix.txtに説明があるので、その通りにやる。
付属のXPd-linux-compile-from-source.shはUbuntu向けなので実行しても無駄です。
パッケージ導入
XP関係なく最低限必要なもの
普通は入っているはずだけど最小インストールでは怪しいものを一式追加。
# yum -y install unzip git vim wget gcc-c++
リポジトリ追加
後で導入するlibdb4.8がCentOSのデフォルトでは取れないので、EPELから引っ張ってきます。
# wget http://ftp.tsukuba.wide.ad.jp/Linux/fedora/epel/7/x86_64/Packages/e/epel-release-7-11.noarch.rpm
# rpm -ivh epel-release-7-11.noarch.rpm
XPd前提パッケージ
以下、XPd-linux-compile-from-source.shに沿って順番に入れます。当然まとめてしまっても良いです。
build-essential的なもの
# yum install -y kernel-devel kernel-headers
libssl-dev的なもの
# yum install -y openssl-devel
libdb4.8++-dev的なもの
# yum install -y libdb4-cxx-devel
libboost-all-dev的なもの
# yum install -y boost-devel
libqrencode-dev的なもの
Qt使わないなら要らない気もする。
# yum install -y qrencode-devel
XPdビルド
お膳立て
適当なディレクトリに移動しておくこと。
$ git clone https://github.com/eXperiencePoints/XPCoin
$ cd XPCoin/src
コンパイル
Berkeley DBに関連するパスがUbuntuとCentOSで違うので注意。たぶん入れてるパッケージが微妙に違うせい。
makeのコマンド引数でなんとかなるのでなんとかする。
$ make -f makefile.unix BDB_INCLUDE_PATH=/usr/include/libdb4 BDB_LIB_PATH=/usr/lib64/libdb4
$ chmod +x XPd
g++がたくさん警告を吐くが、我々のせいではないので無視。
実行権限もわざわざ出さなくていいと思うけど公式のシェルが出してるので…
後始末
src下にバイナリできちゃうので、適当な位置に移動させておくとよいです。
XPd起動
bootstrapのダウンロードと展開
カレントに保存しちゃうので、適当なディレクトリに移動しておくことを推奨。
$ wget https://208.95.3.69/files/bootstrap-latest.zip --no-check-certificate
$ unzip ./bootstrap-latest.zip -d ~/.XP
起動
XPdを起動して終わり。
デーモン化する場合は以下のような感じ。
$ XPd -daemon
ヘルプ
起動オプションを確認する場合
$ XPd -?
または以下でも可。
$ XPd --help
起動後の使い方を確認する場合
XPd自体が起動中のXPdに指示を出すクライアントとして使える。
以下のコマンドでどんな指示が出せるか確認できま。
$ XPd help